第1回 「江戸風味やげん掘七味」「サンキュー(片居木)」

毎月4・14・24日に開かれるお縁日には、昔懐かしい露店が地蔵通りに沿って軒を連ね、壮観を呈すると共に江戸情緒豊かな風情の中、10万人とも15万人ともいわれる善男善女で賑わいます。

江戸風味やげん掘七味

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いつ頃から巣鴨で商売されましたか

巣鴨に来て2~3年ほどです。出店期間も商売上年中ではありません。さすがに真夏は売れないので、営業するのは大体9月から6月あたりですね。

お客様の傾向

若い人より年配の方が多く、料理の作り方も合わせてご質問されます。当然こちらも知識を身に付けておきます。そして実際自分で経験したことなどもお教えしたりしています。
お売りするときお客様のお好みに合わせてその場で原料を混ぜます。その際パフォーマンスのように口上を聞いていただくのですが、最近は皆さんお忙しいのか、その機会が少なくなったのが寂しいですね。

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商品について

ほかのお店より品質はもちろんですが、量的にも多いですよ。お売りした後は保管方法もアドバイスします。案外冷蔵庫に入れればいい、と思ってられる場合が多いですがもう一工夫すれば完璧です。その辺は直接お教えしますので、ぜひご来店ください。

こぼれ話

外国の方が瓢箪や樽の容器が珍しいのか、写真を撮られることが多々あります。

サンキュー(片居木)

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いつ頃から巣鴨で商売されましたか

巣鴨に来たのは3年ほど前です。お味噌という業種がなかったことと、1軒抜けたので声をかけていただきました。仕込みと販売は奥さんとご主人でそれぞれ役割分担をされておられます。

お客様の傾向

やはり年配の女性のお客様が多く、全体の90%ほどになるでしょうか。ただ土日は年配の方は混雑を避けるためか、少なくなります。当店ではリピーターの方がわざわざ足を運んでいただくのは大変ですので、電話などで注文を承り地方発送いたしております。

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商品について

本来お味噌は焼き鳥のサービスとして、出していたものですがお客様から売ったらどうだと言われたのがきっかけです。全て自家製手造りなので縁日の間は仕込みです。
将来はネットでも販売していきたいと考えています。また特許とかも取れたらと思います。

こぼれ話

一度だけ仕込みの味噌を焦がしてしまった経験があります(笑)。とろ火をつけっぱなしにしたままだったんです。最も、後にも先にもこの1回だけですが。

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文と写真:
巣鴨歴一年半のフォトグラファー見習い 中後政則