第17回 「すっぽん・マムシ屋さん」「CD・カセット屋さん」
毎月4・14・24日に開かれるお縁日には、昔懐かしい露店が地蔵通りに沿って軒を連ね、壮観を呈すると共に江戸情緒豊かな風情の中、10万人とも15万人ともいわれる善男善女で賑わいます。
すっぽん・マムシ屋さん
郵便局近くのすっぽん・マムシ屋さんをご紹介します。 真空パックされているとはいえ、ちょっとグロテスクなそのお姿・・・。苦手な方のためにタイトル画像は粉々の写真にしてみました^^;)
常連さん御用達!
「一見さんは買わないねぇ、お客さんはほとんどリピーターだよ」
すごく失礼ですが、やっぱり!という感じですよねぇ、さすがに。キューっと真空にされて並べられていますが、今にも動き出しそうですもの(動きません、念のため)。
でも!
お話させていただいていた1時間ぐらいの間に4、5人の方がご購入されていきました。
その全てのお客様が女性だったのが爬虫類系を天敵としている僕にとってはすごく意外だったのですが・・・、なんでもこれからの暑い季節などは飲んでいると体調に少しずつ違いがでるそうで、事実ご主人の肌は75歳とは思えないほどツヤツヤでした。この“少しずつ”というのが男性のお客様が少ないポイントらしく、男性は直ぐにシャキーンと即効性を求めるのだそうです。あとは、年々減らされるお小遣いを収納している財布の口はかなり頑丈になっているのではないかなぁ、とのこと(あくまで個人の感想です)。
健康の秘訣はやはり日々の食事
「基本は食事!贅沢ばかりしてるとよくないよ。」
すっぽんやマムシはあくまでも食事の補助だと言い切るご主人。商品を売るセールストークだけではない、この正直な姿勢がリピーターを呼んでいる一つの理由かも知れません。ご主人いわく、最近は特に肉でも魚でも贅沢をしておいしい部分だけを食べる傾向にある、そんな食生活をしていれば若いうちは平気かも知れないけれど、歳を取ったら病気になることもある、とのこと。うーん、なるほど!ですよね。すっぽんやマムシについて詳しく知りたい方は是非今度の縁日に商店街中ほどの郵便局前のお店をのぞいてみてください。
CD・カセット屋さん
版権の都合で大きな写真を掲載できないのがとても残念ですが、ご来店のお客様に合わせたラインナップで皆様のお越しをお待ちいたしております。いまでは貴重なカセットテープを取り扱っているところもきちんとツボを押さえていますよね。 どんな商品があるのか気になる方は珈琲館さん前付近にいらしてください。
文と写真:
巣鴨歴一年半のフォトグラファー見習い 中後政則