留学生たちから見た地蔵通り商店街

ザヤさん(モンゴル)

巣鴨地蔵通り商店街について。
巣鴨と言う町はおばあさんやおじいちゃんの地域で凄く平和な町だと思っています。商店街を歩いていると日本の昔の文化も少し見えてくるところもあります。例えば毎月の4日の日に小さい店がいっぱい出ていてお好み焼きとか売ってる中に昔ながらのアイスクリームもあります。買ってみると残念ながら私の口には合わなかったのですが、ソフトクリームのコーンにアイスの乗せ方が面白かったです。後は抹茶のアイスクリームやお茶や漬け物の店がいっぱいあることから、さすがおばあちゃんの町だなと思います。一番のびっくりはヤッパリ赤パンでした。最初は理由も知らずおばあさん達が何でこんなに派手な色のパンツ使うのかなと凄くびっくりしましたが、後で理由を知って納得しました。とりあえず、モンゴルではこんな年配の方による活気のある町はもちろん店さえが少ないので、こういうテーマパークのような町があればいいなあと思いました。

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ENKHBAYAR ALUUNGOOさん(モンゴル)

面白い。一番目に付いたのはアカパンです。始めは、びっくりしていたけど、やっぱり気になります。それで店の人からアカパンについて話しを伺いました。なんでアカパンなんですか?なんで緑とか、黄色いとかじゃないですか?と聞いたら体にいいのはアカパンと言っていました。なぜなら、赤色が体を温めてくれるからアカパンなんだということです。その時、体が温まることが本当かどうかわからなかったけど買ってみたい気持ちになりました。一番有名なような気がしますし、面白かったです。多分観光客がアカパンの効果について知ったら買ってしまうかな~と思いました。

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王 秀来さん(中国)

巣鴨の地蔵通りは「おばあちゃんの原宿」といわれるほど有名な街。いったいどんな街なのか?いつか行ってみたいと思って、学校に入ったのがきっかけで「おばあちゃんの原宿」を体感している。もちろん若者の原宿とは違う。ファッション的な商品でもこだわりが違う。健康的なものがいっぱい並んでいる。印象に残るのは赤いパンツがあちこちに売られている。結構人気があるそうだ。何故?と聞いてみたら、赤いパンツを履くと体にいいらしく、運気をもらえるという。確かに赤いものはパワーがあります。 街の真ん中に高岩寺というお寺がある。これは私にとってとても不思議なことだ。中国では賑やかな街にお寺を建てるのは不可能なことだ。お寺は山の中と思っていたが、日本に来てからはそうではないとわかった。日本と中国はやはり違うと感じた。

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金 志援さん(韓国)

巣鴨地蔵通り商店街を2年前始めて行った時はちょっとびっくりしました。
いろんなお店がずらっと並んでいてしかも安かったからです。特にお年寄りが好きそうな食べ物とか服とか靴が売っていました。そのあと、わかりました。おばあさんの原宿で有名なところなんだと。
その言葉も聞いてちょっとおもしろかったです。 友達に学校はどこなの?と聞かれたら私はおばあさんの原宿の巣鴨だよ!といったらみんなに笑われました。
でも、私は巣鴨地蔵通りが好きです。 なぜなら、私は和菓子とか日本のむかしの伝統的なお店が大好きです。地蔵通りのお店はいろんな種類のおまんじゅうとかお菓子屋さんがあってうれしいです。
いつも通るたびに私の目と口を楽しませてくれます。あとは食べ物だけじゃなくて安い着物とか靴は国にいる母にプレゼントしたくなるほどいいものがたくさんあります。
でも、やはり私はおまんじゅうが一番かな。

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メイトューさん(ミャンマー)

地蔵通り商店街は、本当におばあちゃん達が多い商店街で「おばあちゃんの原宿」だね~って感じました。でも、原宿駅の商店街とは何もかも違って、ものすごく静かで安心感、安全感と平穏と言う三つの感覚が一緒に感じられるところですね。あ~ぁおばあちゃん達しかいない~音楽さえ流れていない~つまらないと言う人もいるかもしれないですが、私はこんな静かで立派なところは地蔵通りしかないと思っています。お店とかも、お客様のことを考えて勝手に 値上げをしているお店はないような気がしました。ご年配の方中心のお店が多く立派な商店街です。若者たちが右往左往しているところではないにもかわらず、逆に今、若者にも注目されているのは、なんでなのでしょうか?

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ユさん(中国)

巣鴨地蔵通り商店街について。
「おばあちゃんの原宿」と呼ばれる巣鴨地蔵通りは、旧中山道であり、江戸の中期から現在にいたるまで、商業や信仰の場として栄えてきました。
巣鴨地蔵通りは江戸時代、中山道の出発地点日本橋から出発して最初の休憩所(江戸時代の言葉で立場(たてば)と言います)が江戸六地蔵尊 眞性寺から巣鴨庚申塚の間に点在し、町並みが作られました。
そして、明治24年には、とげぬき地蔵尊 高岩寺が上野(現在の上野の新幹線の駅のそば)から巣鴨へ移転し、現在、巣鴨地蔵通りは「とげぬき地蔵尊」と「江戸六地蔵尊」の2つのお地蔵様と巣鴨庚申塚に守られて、商業の街・信仰の街としてお年寄りを中心に若い方々にも親しまれています。
お寺があり、露店があり、小さなお店が並ぶ巣鴨地蔵通りは、古き良き日本の風景と文化だけでなく、人の優しさもまた昔ながらの商人のおもてなしの心を大切にしています。
昨今、東京都内で大型複合商業施設と言われるものが増え、奇麗で目新しく興味を惹く新しい施設に東京都内のみならず全国の方が繰り返し足を向けられていますが、巣鴨という街は、お客さまがおもてなしを受け、心を癒され、のんびりと気分も体も晴れやかになっていただける「歴史と文化を大切にした人に優しいまちづくり」をこころがけています。

私が気になるお店は「伊勢屋菓子店」です。
塩大福、豆大福、豆餅、すあま、茶まん等昔の味をそのままにつくっています。材料の小豆は北海道産、餅米はその年の良い餅米を使い添加物など使わず餅米100%の杵つき餅です。
懐かしい味に舌鼓!!名物塩大福の他にも人気の品々が勢揃い。
店頭にはのり巻、五目いなり、赤飯、山菜おこわの販売もしております。店内メニューでは、支那そば、もやしそば、力うどん、天重、あんみつなどもご好評です。赤飯、誕生餅、鶴の子、紅白まんじゅう、志まんじゅうのご注文もいいそうです。

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